不思議なのですが、うつ病の人同士だと話が合うことがあります。
ですが、うつ病になったことがない人とは、どこか感覚がズレることがあります。
もちろん、相手に悪気があるわけではありません。
ただ、うつ病を経験していない人は、「想像」でしか話せない部分があるのです。
だから、うつ病の人が聞くと、
「……???」
となることもあります。
逆に、うつ病ではない人が、うつ病の人の感覚を聞いて、
「……???」
となることもあります。
お互いに、
「なるほど、そういう感覚なのか。でも自分にはない感覚だから、完全にはわからないな」
と思っているのかもしれません。
私はそこで、人間関係について少し思うことがあります。
よく、
「人間は話し合えばわかり合える」
と言います。
でも実際には、話し合っても完全にはわかり合えないこともあります。
それは、うつ病に限らず、人間それぞれが違う人生を生きているからだと思います。
だから、「どうしても全部わかってほしい」と強く思いすぎなくてもいいのかもしれません。
もちろん、本当は自分の苦しさを理解してもらえたら嬉しいです。
うつ病になると、「この気持ちを誰かに知ってほしい」と思うことがあります。
私も、信頼している人へ話したくなることがあります。
でも同時に、
「ああ、100%は伝わっていないな」
ということも、どこかでわかっています。
それでも、人は話したくなるのです。
ただ、期待しすぎると苦しくなることもあります。
「わかってくれると思ったのに」
と、裏切られたように感じてしまうこともあるからです。
一方で、うつ病の人同士なら安心できるかというと、そう単純でもありません。
お互いがつらい状態だと、相手の苦しさに引っ張られて、さらにしんどくなってしまうこともあります。
だから、人との距離感はとても難しいなと思います。
完全にわかり合えなくても、少しだけ寄り添える。
そのくらいが、人間同士にはちょうどいい時もあるのかもしれません。

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