うつ病の私にとって、人とつながることは重荷だった

私は去年まで、LINEを使っていなかった。

スマートフォンにアプリすら入れていなかったのだ。

私と連絡を取りたい人には、「電話か葉書をください」と伝えていた。

ところが、今年になって状況が変わった。

喫茶店に通うようになり、そこでいろいろな人と知り合うようになった。そして、LINEで連絡を取り合うようになったのだ。

今では、いろいろな人とLINEでつながっている。

もちろん、付き合いの浅い人もいる。それでも、以前の私からすれば大きな変化である。

以前の私は、LINEで人とつながっていることが、ひどく気持ち悪く感じられることがある。

特に、うつ病が重いときだ。

誰かとつながっていること自体が重荷になり、全部消してしまいたくなる。

そして、気持ちが爆発すると、数少ない知り合いをリセットしてしまうこともある。

なぜ、そんなふうに感じるのだろう。

私にとって、うつ病が重いときは、生きていることそのものがつらい。

人間をやめたいと思うほど、生きることに疲れてしまう。

そんな状態なのに、友達を増やしたり、人とのつながりを維持したりすることが、馬鹿らしく思えてしまうのだ。

もちろん、うつ病の人がみんな同じではない。

寂しさから人とつながりたいと思う人もいるだろう。誰かと話すことで、気持ちが楽になる人もいると思う。

けれど、私の場合は違った。

人とのつながりが、支えになるどころか、重荷になってしまうことがあったのだ。

だから、LINEも使わなかったし、人とのつながりも積極的につくろうとはしなかったのかもしれない。

それが、今年は少し変わった。

喫茶店に通うようになり、顔を合わせて話す人ができた。音楽の話をしたり、日常の話をしたりするうちに、LINEでも連絡を取り合うようになった。

今は、以前より穏やかに人とつながれている。

もちろん、これから先もずっと同じ状態でいられるとは限らない。うつ病の調子が悪くなれば、また人とのつながりが重たく感じられる日が来るかもしれない。

それでも、今の私にとって、LINEを使い、誰かと連絡を取り合えるようになったことは、大きな進歩なのだ。

人とつながることが苦しい時期もあれば、自然につながれる時期もある。

うつ病の人にとって、人とのつながりがいつも正解とは限らない。

誰かとつながりたい人もいれば、そっとしておいてほしい人もいる。

同じ人であっても、心の状態によって変わることだってあるだろう。

だから私は、人とつながることができない自分を、無理に変えようとしなくてもいいのではないかと思う。

つながれない時期があってもいい。

誰かとつながりたくなる時期が来たら、そのときに少しずつつながればいい。

去年までLINEすら使っていなかった私が、今ではいろいろな人と連絡を取り合っている。

これは、私にとって大進歩だ。

人生、生きていると何が起こるかわからない。

コメント