私は、精神科を受診するときも、医師から説明を受けるときも、いつも一人でした。
障害者手帳の申請も、自分で調べて、自分で手続きを進めました。
誰かに付き添ってもらったり、制度について一緒に調べてもらったりすることはありませんでした。
なぜなら、私にはそうするしかなかったからです。
精神科に通うことへの偏見
私の両親は、私が小学生の頃から、精神科について否定的な発言をしていました。
そのため、私自身が精神科に通うようになっても、両親に病気のことを気軽に相談したり、受診について助けを求めたりすることは難しいと感じていました。
うつ病と診断され、障害者手帳を持つようになっても、両親から「大丈夫?」と声をかけられたことは一度もありません。
病気について理解してもらうことも、支えてもらうことも期待できない。そうした状況のなかで、私は自分のことを自分で進めていくしかありませんでした。
一人で進める手続きには時間がかかる
病気について医師の説明を聞き、制度を調べ、必要な書類をそろえ、申請する。
こうしたことは、健康なときでも簡単とは限りません。
まして、うつ病で心身の調子が悪いときには、情報を集めて理解することや、複雑な手続きを一つずつ進めること自体が大きな負担になります。
わからないことがあっても、すぐに相談できる相手がいなければ、自分で調べるところから始めなければなりません。
その結果、必要な支援を受けるまでに時間がかかってしまうこともあると思います。
家族の協力がある人と、一人で進める人
一方、家族が協力してくれる場合には、制度を一緒に調べたり、書類を確認したり、手続きについて相談したりできます。
もちろん、家族がいれば必ず早く解決するわけではありません。それでも、困ったときに相談できる人がいることは、大きな助けになるはずです。
一人で進める人は、手続きそのものだけでなく、必要な情報を探し、判断し、次に何をすればよいか考えるところまで、自分で担わなければならないことがあります。
同じ制度を利用しようとしていても、支えてくれる人がいるかどうかで、そこにたどり着くまでの道のりは変わるのではないでしょうか。
障害年金の申請で、専門家に頼ることを知った
私は障害年金も、最初は自分で申請しました。しかし、医師の診断書が理由で不支給になりました。
また、初診日についても、自分が思っていたことと実際の状況が違っていた可能性がありました。自分ではカルテが残っていると思っていましたが、社労士に調べてもらったところ、そうではなかったようです。
その後、社労士に依頼し、障害年金を受給できるようになりました。
この経験から、制度について自分だけで判断することの難しさを実感しました。
特に、初診日がはっきりしない場合や、長い通院中断期間がある場合などは、専門家に相談することも選択肢の一つだと思います。
一人で頑張るしかない人にも、支援が届いてほしい
私はこれまで、精神科の受診も、障害者手帳の申請も、障害年金の申請も、自分で調べながら進めてきました。
でも、誰もが同じようにできるわけではありません。
病気の症状が重いときには、調べることも、電話をかけることも、書類を書くことも難しくなる場合があります。
だからこそ、家族の協力を得られない人や、一人で手続きを進めることが難しい人にも、必要な支援につながる道があってほしいと思います。
家族に頼れないからといって、支援を受ける資格がなくなるわけではありません。
一人で抱え込まずに済むように、相談できる専門家や支援機関があることを知っておく。それも、自分を守るために大切なことだと思います。

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