若い頃からうつ病だった私には、昔に戻りたいという感覚がない

「中学生の頃に戻りたい」
「学生時代が一番楽しかった」

そんな言葉を、周りの人から聞くことがある。

けれど、私には昔に戻りたいという感覚が、あまりない。

私は若い頃からうつ病とともに生きてきた。20年ほどの時間が経った今も、感情の起伏は乏しく、自分の内側はあの頃から大きく変わっていないように感じる。

私の場合、落ちるところまで落ちているという感覚がある。だから、これ以上下がりようがないというか、昔と今との落差があまりないのだ。

若い頃に元気だった人にとっては、過去の自分が輝いて見えるのかもしれない。病気になる前の自分に戻りたいと思うこともあるだろう。

でも、私には、戻りたいと思うほど特別に元気だった時代の記憶がない。

私の中では、あの頃から時間が止まっているような感覚がある。

もちろん、実際には20年という時間が流れ、年齢も重ねた。それでも、自分の内側にある感覚は、昔からずっと続いている。

だから、わざわざ昔に戻りに行く必要がない。

昔に戻りたいという人の気持ちが、私にはよくわからない。

それは、私が若い頃からうつ病とともに生きてきたからなのかもしれない。

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