瞑想で悩みは消える?—うつ病の場合は別の話だった

我々はもはや瞑想のプロなのかもしれない🤣

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うつ病の人はすでに「瞑想状態」にある?

「瞑想で悩みが消える」と言われることがある。
確かに、ストレスが軽い状態なら、瞑想で心を落ち着けたり、気分をリセットできるかもしれない。

でも、うつ病が重くなると話は違ってくる。

寝たきりのうつ病の人は、すでに「瞑想しているような状態」にあるとも言える。
意識的に何かを考えるわけでもなく、ただじっとして時間が過ぎる。
気づいたら 10時間 ぼーっとしていた、なんてことも珍しくない。

それなのに 治らない。

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瞑想ではうつ病は治らない理由

瞑想は、「意識的に」呼吸を整えたり、思考をリセットしたりするからこそ効果を発揮する。
しかし、うつ病の人は無意識に「何も考えない時間」が長くなりやすい。
それは、瞑想とは違い、ただ思考が停止しているだけの状態。

普通の人なら瞑想で気持ちを切り替えられるかもしれない。
しかし、病的なレベルのうつになると、そもそも瞑想をする余力がないこともある。
つまり、瞑想が「悩みに有効」なのは軽症のケースで、
うつ病の治療にはほとんど効果が期待できない。

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SNSの「瞑想でうつ病が治った!」は信用しすぎないほうがいい

SNSでは「瞑想を始めてうつ病が治った!」という話がたくさんある。
でも、そういう人の多くは 軽症だった 可能性が高い。

うつ病が深刻になると、瞑想でどうにかなるレベルを超えていることが多い。
それなのに「瞑想すれば治る!」と語る人がいると、
長期的にうつ病と向き合っている人は焦ったり、「自分はダメなのか?」と落ち込んだりしてしまう。

でも、それは違う。
うつ病が長期化すると、瞑想の効果はほぼない。
すでに「ぼーっとする時間が長い」ので、瞑想をしているのと変わらない状態だからだ。

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うつ病には「総合的な治療」が必要—でも、それが揃うことは少ない

瞑想がストレス緩和に役立つことは確かかもしれないが、
うつ病が病的なレベルになると、薬、環境調整、専門的な治療 が必要になる。

しかし、考えてみてほしい。
この「総合的な治療」が すべて揃うことはどれくらいあるのだろうか?

環境が整っていれば、適切な治療を受け、回復できるかもしれない。
けれど、そうした「恵まれた条件」が揃わない人は、
悪化をたどる可能性のほうが高い。
そもそも、揃っていたら病気になる可能性は低かったと思う。

結局、うつ病が長期化するのは、適切な治療環境が整わないからだ。
「瞑想さえすれば治る」と簡単に言えるものではないし、
うつ病に向き合うには現実的なサポートや治療が必要なのだ。

 

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