うつ病を経験した人の行動と思考|当事者が語る本音

言葉を慎重に選ぶようになる

うつ病を経験した人は、軽々しい言葉を使わなくなります。

「頑張れ」「大丈夫」「気の持ちよう」

こうした言葉が、どれほど人を追い詰めるかを知ってしまうからです。

その結果、

  • 余計な助言を避ける
  • 相手の気持ちを否定しない
  • 必要なときだけ黙る

これは冷たさではなく、痛みを知った人の慎重さです。

人との距離感に敏感になる

近づきすぎると疲れ、離れすぎると孤独になる。

うつ病経験者は、このつかず離れずの微妙な距離を意識するようになります。

  • 誰と話すかを選ぶ
  • 無理な人付き合いを避ける
  • 一人の時間を大切にする

これは弱さではなく、自分を壊さないための調整です。

「正しさ」より「安全」を優先する

世間的に正しいことよりも、まず自分が今日を生き延びられるかを基準にします。

  • 電話より文章
  • 対面より画面
  • 人より距離のある存在

他人を簡単に裁かなくなる

うつ病を通ると、世間的な「普通」「常識」「当たり前」が崩れます。

その結果、簡単に人を評価したり、決めつけたりすることが減ります。

  • 「あの人は怠けてる」
  • 「こうすべき」
  • 「それは甘え」

これらの言い切りができなくなるのです。

生きることを美化しなくなる

うつ病経験者は「生きることは素晴らしい」と軽く言いません。

代わりに、今日をどう生き延びるかに目を向けます。

  • 「今日は生きている」
  • 「今日はここまで」

非常に現実的で、日々の生きることを丁寧に受け止める視点です。

まとめ:深く見える人の行動と意識

うつ病を経験すると、私たちは

  • 軽々しく励まさない
  • 無責任な言葉を嫌う
  • 距離感を大切にする
  • 冷たさの正体が「構造」だと見抜く

こうした思考や行動をとるようになります。

これは「生きづらい人」ではなく、物事の本質を深く見通す人なのです。

▶︎うつ病になったとき、人は最初に「生きる意味」を考え始める

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