うつ病になると、毎日がずっと同じように感じることがあります。
朝が来て、何とか起きて、少し食べて、また横になる。
昨日も、一昨日も、たぶん明日も同じ。
生活の景色が変わらなくなっていくのです。
すると時々、
「私はこのまま、同じ毎日を繰り返しながら死んでいくのかな」
と思ってしまうことがあります。
もちろん、今の生活のことも苦しいです。
体調のこと。
人間関係のこと。
そして何より、お金のこと。
不思議なのですが、「死にたい」と思うような気持ちになっているのに、同時に「お金がなくなったらどうしよう」とも考えてしまうのです。
消えてしまいたいような感覚と、生きるためのお金の不安。
その矛盾に、自分でも戸惑うことがあります。
「これからどうしよう」
そう考えることもあります。
でも、うつ病の時に本当に苦しいのは、“未来が見えなくなること”なのかもしれません。
普通なら、
「来年はこうなっていたい」
「いつかこうしたい」
そんなふうに、少し先の未来を想像することがあります。
ですが、うつ病の時は、その未来のイメージ自体が消えてしまうことがあります。
何をしても変わらない気がする。
この先も、ずっと同じ苦しさが続くように感じる。
だから、
「未来もどうしよう」
と思ってしまうのです。
まるで、全方向を壁に囲まれているような感覚になることがあります。
逃げ道が見えない。
どこへ行っても苦しい気がする。
そんなふうに、少しずつ追い詰められていくことがあります。
でも実際には、人の状態は少しずつ変わることもあります。
その時はまったく気づけなくても、後から振り返ると、
「あの頃よりは少し動けるようになった」
と思う日が来ることもあります。
うつ病の時は、“未来そのものが存在しない”ように感じることがあります。
だからこそ、その時に見えている世界だけで、自分の人生すべてを決めつけなくてもいいのかもしれません。
ただ、その「少し楽になる時」を待つ時間が、とても長く感じるのです。
そして楽からすぐ苦へと変わる。

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