1. うつ病の人は「陰険に見える」と言われることがある
元気な人から見ると、
- 表情が乏しい
- ネガティブな発言が多い
- 周囲との距離をとりがち
といった点から、「感じが悪い」「暗い」「陰湿に見える」など、誤解されることが多々あります。
2. でも本人は「わかってる」。だけど止められない
うつ病の人は、
- 「こんなことばかり言ってて嫌われるかも」
- 「また暗いと思われたかも」
と自分の言動をよく観察しています。
でも、不安やネガティブ思考が脳内を支配しており、それを止めることができないのです。
3. 不安がすべての判断基準になる世界
・相手のちょっとした表情変化
・LINEの返事が来ないタイミング
・SNSのいいねがつかない
…そういった些細なことで「嫌われた」「迷惑だったかな」と考え込む。
これは性格ではなく脳の機能が一時的に過敏になっている状態です。
4. 理解のない一言が、さらに症状を悪化させる
「もっと前向きに考えなよ」
「そんなに暗いと人が離れるよ」
――こういった言葉は、善意であっても本人をさらに追い詰める原因になります。
5. 大事なのは「病気として理解する」こと
うつ病は気持ちの問題ではなく、脳の病気です。
「陰険に見える」行動は、症状の一部であって、本人の人柄ではありません。
6. まとめ
うつ病の人は「陰険に見える」ことで孤立しがちですが、
本人は十分すぎるほどそれを自覚し、もがいています。
その内面を知ることで、ほんの少しでも理解が広がってほしい――それがこの記事の願いです。
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