はじめに
「自分がうつ病だから、他のうつ病の人の気持ちがわかるはず」
そう思われがちですし、実際そうだと思うこともあります。
でも、現実は…そううまくいかないんです。
私はうつ病だけど、他のうつ病の人に優しくできないことがある。それって冷たい?それとも普通のこと?
そんな「本音」を書いていきます。
自分で精一杯。人のことまで気が回らない
うつ病になると、エネルギーが枯渇します。
朝起きるのも、身支度するのも、呼吸するのさえ「重労働」みたいに感じる時もある。
そんな中で、誰かの愚痴や弱音を聞いたり、励ましたりするのは…正直、無理なときがあります。
優しくしたいけど、心の余裕がないんです。
共感しすぎて自分の傷が開くこともある
他の人のつらさを聞くと、自分の体験と重なることがよくあります。
「ああ、私もそうだった」「それはつらいよね」と思った瞬間に、自分の傷がズキッと痛む。
だから、共感はできるけど、関わるのがしんどい。
逃げるようにして距離をとってしまうことだってあります。
というか、距離を取っていないと共依存し始めるからあまり近寄らないほうがいいかも。
鼓舞し合える仲ならいいけど、傷口を広げ合うようなら一緒にいないほうがいいと思う。
うつ病同士でも「合う・合わない」がある
うつ病=みんな仲間、ではないんです。
症状も違えば、性格も考え方も違う。
うつ病だけど、明るく振る舞う人もいれば、愚痴が止まらないタイプの人もいる。
それが悪いわけじゃないけど、「この人とは合わないな」と思ってしまうこともある。
それは健康な人間関係と同じこと。
優しくできない自分を責めないで
「私は冷たいのかな」「共感できないなんて最低?」
そう思って落ち込む必要はありません。
うつ病の回復には、まず自分を守ることが大切です。
自分に余裕ができたら、自然と誰かに優しくできる時がくるかもしれない。
それまで、「今は無理」と思うことを、堂々と選んでいいんです。
まとめ:優しくできない日があっても、それがあなたのせいじゃない
うつ病同士でも、すべてを理解し合えるわけじゃない。
自分に余裕がないときは、誰かに優しくすることすら難しい。
でも、それはあなたの冷たさじゃなく、あなたが頑張って生きている証拠です。
自分のことを一番に考えてください。
あなたが元気になったとき、できる範囲で手を差し伸べれば、それで十分です。
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