「無理せず生きていこう」という言葉が、さらに無理を強いる理由

「無理せず生きていこう」ではなく、無理をしながら生きている現実

「無理せず生きよう」――この言葉は優しい励ましのように聞こえる。しかし、病気を抱えながら生きている人にとっては、むしろ重荷になることがある。「無理をしないと生きていけない」という現実が、ここにあるからだ。

たとえば、うつ病を抱えている人は、日常の何気ない行動ですら努力が必要になる。「起きる」「食べる」「外に出る」—そんなシンプルな行動でさえ、強い意志が求められる。だが、そこに「無理しないで」という言葉が加わると、まるで「頑張っていること自体が間違いなのか」と感じてしまうこともある。

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「無理をしない」ではなく「無理をしながら生きている」

病気とともに生きる人にとって、「無理をする」というのは、選択肢ではなく、生きるための必然的な行為だ。**だからこそ、「無理をしないで」という言葉は違和感を生む。**もちろん、励ましの気持ちで言ってくれていることは理解できる。でも、現実を知らないまま発せられる言葉は、時に人を追い込むこともあるのだ。

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じゃあ、なんて声かければいいの?

私自身ももはやなんて声かけられたいのか分からない。前向きな言葉を貰うと「前向きに考えられない自分に対して愚かすぎて」涙出てくるし。いい人戦略で、何か言われたら「ありがとう」で過ごせばいいんだろうけど、それも辛くなる。屁理屈なのか、病人だからそうなのかよくわからなくなる。だからこそ、病人なんだと思うわ。

「どういう言葉が響くのか分からないからこそ、ただ寄り添うことが大切なのかもしれない」って助言をする人がいるんだけど、寄り添うのすら、横にいるのすらイライラして神経が休まらない時もある。

本人も周囲も大変なことだと思う。

この対処法が分かっているのなら、私は長年うつ病しててないと思うわ。脳がおかしいのなら、そうなのだと思うわ。それでも生きていかないといけないって辛いわね。周囲も本当につらいと思うわ。

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