すみません!苦しすぎます!助けて!人生が勝手に進んでいるんです!
— ْ (@gkgn3) June 15, 2025
◆ SNSに流れる「時間管理術」がつらい
「時間の使い方を考えよう」
「スキマ時間でスキルアップ!」
「時間は命だから、大切に使うべき」
──そんな言葉が、毎日SNSのタイムラインにあふれている。
たしかにその通りだし、努力している人たちは本当にすごいと思う。
でも、うつ病を患っているとき、この言葉がとても重たく感じる。
◆ うつ病になると、時間の感覚がなくなる
うつ病になると、時間が「流れるもの」ではなく、「止まっているもの」になる。
朝なのか昼なのか、今日は何曜日なのか。
時間の軸がすこしずつ壊れていく。
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1日がとてつもなく長く感じるときもあれば
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気がつけば丸一日が過ぎていたこともある
このズレは「ただのだらけ」ではない。
脳のエネルギー配分や神経伝達に変化が起こっている状態なのだ。
◆ 「自分の時間に価値がある」と思えない状態
うつ病になると、自分自身のことを**「価値のない存在」**と感じることが多くなる。
その状態で、「自分の時間を大切にしよう」と言われても──
「私の時間なんて、大切にする意味ある?」
そんなふうに、根本のモチベーションごと欠けている状態がある。
だから、時間割を作っても守れない。
計画を立てても空回りする。
自分のことを“生きる価値がある存在”だと思えていない限り、
“時間を大切にしよう”という言葉は、どこか空虚に響いてしまう。
私は何度も経験した。
◆ 時間が使えない自分を責めないでほしい
世の中は、時間を効率よく使える人であふれているように見える。
でも、時間の感覚が壊れてしまった人にとって、それは別の世界の話だ。
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1日をただやりすごすだけで精一杯
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計画が立てられない
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スケジュール帳を開くことすらできない
- 一文字も書けなくなる。書いても捨てたくなる。
これは「甘え」でも「怠け」でもない。
回復が必要な状態なのだ。
回復を待っているのだが、休んでも休んでもどうも回復しそうにない。
◆ 「時計の針」が動き出す日まで
うつ病のときは、時間が味方ではなくなる。
でも、だからこそ、時間に縛られずに“今の自分”を認めることが第一歩だ。
時間をうまく使えるようになる日はくるのだろうか。
今を精一杯生きている。
ほかの人からすると全然そうは思えないだろう。
海外旅行へ行ったり、おいしいものを食べに行ったりすればいいのだろうが、行く気になれないし、行ったとしても「お金を無駄にしてしまった」と思うのである。
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