うつ病と「生きていることへの罪悪感」—この気持ちとどう向き合う？

はじめに：生きていることが申し訳なくなる時

うつ病になると、「自分なんて生きていても意味がないのでは？」 という罪悪感に苦しむことがある。

「どうしてこんなにできないんだろう」
「生きたいと願っていた人が亡くなるのに、私は生きている。不思議だな」

そんな思いが頭をよぎることもある。

 

うつ病と罪悪感の関係

① 自尊心の低下

• うつ病になると自己肯定感が極端に低くなる
• 「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまう

② うつ病の「思考の偏り」

• マイナスなことばかりに焦点が当たる → 「できないこと」ばかりが目につく
• 「こんな私が生きてていいの？」という極端な結論にたどり着く

③ 比較による罪悪感

• 他の人の楽しそうな人生を見ると「自分は楽しめていない」と感じる
• 「海外旅行」「結婚」など、周囲の人生と比べてしまう

 

この罪悪感とどう向き合う？

① まずは「こういう気持ちになるのは普通」だと認識する

• 「うつ病の症状の一部」なので、自分を責めなくてもいい
• 「なぜこんな気持ちになるんだろう？」と客観的に見つめるだけでも違う

② 他人と比較しすぎない

• 「楽しめないこと＝価値がない人生」ではない
• 「自分のペースで生きることも大切」と思えるように、少しずつ視点を変える

③ 小さな楽しみを見つける

• 「海外旅行」「結婚」のような大きなイベントでなくても、日常の小さな喜びがあればいい
• 例えば、好きな食べ物を食べる、少し散歩する、気軽な会話を楽しむなど

④ 「生きることへの罪悪感」＝それだけ物事を真剣に考えている証拠

• 「なんとなく生きる」のではなく、「生きる意味」を考えてしまうのは、深く物事を考える力があるから
• その思考が完全に悪いわけではなく、時には役立つこともある

 

まとめ

うつ病になると、**「生きていること自体に罪悪感を持つ」**ことがある。

• 自己肯定感の低下 → 「自分はダメだ」と思ってしまう
• 思考の偏り → 「マイナスなことばかり考えてしまう」
• 比較による苦しみ → 他人の人生と比べてしまいがち

しかし、**この罪悪感は「うつ病の影響」であり、「自分を責めることではなく、少しずつ視点を変えることが大切」**かもしれない。

日常の小さな楽しみを見つけたり、**「生きることの意味を考えすぎるのは、自分が真剣だからこそ」**と認識することで、少しずつ気持ちが変わるかもしれない。

私の場合は小学生の時からネガティブ感情があるから、遺伝レベルでそういう素質があったのかもしれないなぁ。