記憶が良すぎた私が気づいた、うつ病による“ぼーっと記憶力低下”の現実

私は昔から記憶力が良い方でした。嫌な出来事も、頭の中で何度もリフレインしてしまい、忘れたくても離れない…そんな日々が続くこともありました。振り返ると、これがうつ病になりやすい要因の一つだったのかもしれません。

ところが最近は、うつ病による「ぼーっと状態」の影響で、記憶力が落ちていることを実感しています。例えば、スマホで食べた食事の写真を見返しても、「これ、どこで食べたんだっけ…？」と全く思い出せないことがあります。場所や状況がまったく思い出せないのです。

この体験を通して、うつ病は単に気分が落ち込むだけではなく、脳の働き全体にも影響を与えるのだと痛感しました。記憶力が低下することも珍しくなく、それが自分自身の混乱や不安につながることもあります。

一方で、これは「脳が休んでいる証拠」でもあります。無理に思い出そうとせず、ぼーっとした時間も自分の回復の一部として受け入れることが大事だと感じています。