「お腹が空いていないのに食べてしまう」──うつ病と過食の知られざる関係

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◆ なぜ空腹でないのに、食べたくなるのか?

「お腹がいっぱいなのに、つい何かを口に入れてしまう」
「満腹感があるはずなのに、手が止まらない」
「尋常じゃないほど食べてしまう」
そんな経験はありませんか?

これは単なる“食いしん坊”という話ではありません。実は、うつ病や精神疾患と密接に関わっている可能性があります。


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◆ うつ病と過食:意外と知られていない関連性

うつ病と聞くと、「食欲がない」「痩せていく」というイメージを持たれがちです。
でも実際には、“過食型”のうつ病もあります。

  • 食べることで一時的な安心感を得ようとする

  • 満腹中枢の機能が鈍ってしまう

  • 自律神経の乱れにより、空腹のサインが狂う

私自身、中学生のころから「満腹中枢が壊れてるんじゃないか」と思うほど食べ続けていたことがあります。過眠と同時に、過食も続いていました。


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◆ お金がなくても食べ物に手が伸びるという現象

過食のやっかいな点は、「お腹」ではなく「心」が空腹を感じてしまうことです。
そのため、

  • お金がないのにスーパーで大量に食品を買ってしまう

  • 罪悪感を感じながらも止まらない

  • 食べた直後に後悔するのに、また同じことを繰り返す

というループに陥ることも珍しくありません。

これは**「甘え」や「意志の弱さ」ではなく、れっきとした症状**であり、多くの人が密かに苦しんでいる問題です。


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◆ 対処法:すぐに完治しなくても、少しずつ整える

過食傾向があるからといって、すぐに完璧な「普通の食生活」に戻るのは難しいかもしれません。
でも、以下のようなステップを意識することで、少しずつ自分を取り戻していけます。

  • 「食べることで安心したかったのかも」と自分に声をかけてみる

  • 食べた内容を日記にして、「記録」だけでもつけてみる

  • 医師やカウンセラーに「過食」のことを素直に相談する(体重の話だけじゃない)

  • 胃に優しい食材を選ぶ(罪悪感を減らす工夫)


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◆ まとめ:心の不調は“食べ方”にも現れる

「お腹が空いていないのに食べる」行動は、心からのSOSかもしれません。
それに気づくことが、回復の一歩になります。自分を責めるのではなく、「食べることに助けられていたんだ」と優しく見つめてあげましょう。

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