うつ病のときに起きる心の仕組みと、ひとりで抱えない選択
うつ病のとき、
「明日が存在しないように感じる」
「もう生きていけない気がする」
そんな感覚に襲われることがあります。
これは考え方の問題ではありません。
病気によって、脳の働きそのものが変化している状態です。
なぜ「先が見えない」と感じてしまうのか
うつ状態では、
- 未来を想像する力
- 希望を思い描く回路
- 物事を長期的に考える判断力
が著しく弱くなります。
その結果、
「今の苦しさが、このままずっと続く」
「もう先はない」
という感覚が現実のように感じられてしまうのです。
大切なのは、
これは事実ではなく“症状”であるということ。
自暴自棄や浪費が起きる理由
「お金がない」
「節約しなければならない」
頭では分かっているのに、行動が止まらない。
これも、うつ病では珍しいことではありません。
- 判断力の低下
- ブレーキをかける力の低下
- 一瞬でも苦しさを和らげたいという反応
これらが重なり、
自分でも理解できない行動を取ってしまうことがあります。
これは怠けでも、甘えでもありません。
「自分ではもうどうにもできない」と感じたら
うつ病は、
本人の努力だけで乗り越えるものではありません。
もし、
- 明日が想像できない
- 生きていく力が残っていない気がする
- 自分一人では限界だと感じる
そう思ったら、それは相談していい合図です。
むしろ、
「福祉や支援に頼る判断ができている」
というのは、とても現実的で健全な選択です。
福祉や相談先に頼ること
支援制度や相談窓口は、
「本当に限界の人が使うもの」ではありません。
- ひとりで抱えないため
- 生活を壊さないため
- 生き延びるため
に、途中で使うためのものです。
使ったからといって、
あなたの価値が下がることはありません。
今すぐできることは「決断」ではなく「接続」
未来を決めなくていい。
強くならなくていい。
必要なのは、
誰か・どこかとつながることだけ。
医療、福祉、相談窓口、支援員、カウンセラー。
どれでもいい。
「自分では無理です」
この一言で、十分です。
最後に
うつ病のときに感じる
「明日がない」という感覚は、
あなたの人生の結論ではありません。
それは、
助けを必要としているサインです。
ひとりで耐え続ける必要はない。
頼ることは、生きるための選択です。

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