精神科でよく言われる「病気の定義」に関する話をご存じですか？
ずーっと燃え続けている方を見る度、学生の頃精神科の先生が言ってた
「精神科ってのは本人が困らなければ病気ではないんです。人は一人なら幻覚見えてても困らない。つまり他者との生活やコミュニケーションが成立出来なくて困ってる人は大体精神科疾患です」
って暴言(？)を思い出す— ぴんとこなーす (@puropera44) September 5, 2025
この言葉は一見、暴言のようにも聞こえますが、実は精神科の診断の本質をついています。
症状ではなく、困り度で判断される
うつ病や統合失調症などの精神疾患は、幻覚や妄想、強い不安や抑うつなどの症状が現れます。しかし、重要なのは症状そのものではありません。
精神科での診断は、その症状が本人の生活や社会的機能にどれだけ支障を与えているかによって決まります。
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一人で暮らしていて、幻覚や妄想があっても困っていない場合 → 病気とされないこともある、そもそも本人が病院へ行かない
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他者とのコミュニケーションや仕事・学業に支障が出る場合 → 病気として診断される
本人の困り感を理解する重要性
この考え方は、精神疾患を理解する上で非常に大切です。症状だけに注目して「病気だ」と決めつけるのではなく、本人がどれだけ困っているかを理解することが、支援や治療においても核心となります。
また、本人が困っていない段階では、無理に病気として扱う必要はありません。これは、本人の自己肯定感や生活の質を尊重する意味でも重要です。
まとめ
精神疾患の判断は、単に症状の有無で決まるものではなく、本人がどれだけ困っているかが重要です。周囲の理解や支援も、この「困り度」を軸に考えることで、より現実的で柔軟な対応が可能になります。本当に、世の中にはさまざまな状況の人がいるものだと感じます。
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