家庭内で雑に扱われると自己肯定感はどうなるか

日常で「雑に扱われる」と、自信をなくし、挙動が弱くなり、ますます人にナメられる…という悪循環に陥りがちです。

心理学的には、
「雑に扱われる → 萎縮して挙動不審になる → さらに雑に扱われる」
という無限ループの状態。

これが家庭内で起こる場合、逃げ道がほとんどないため、自己肯定感の低い子どもが育つ確率は非常に高くなります。

私自身の体験です。
何かをしても「ありがとう」と言われず、「家に住まわせてあげてるんだから当たり前でしょう」と返される日々。小学生の頃からでした。
褒められたくてさらに頑張るけれど、やはり認められない。他の兄弟にはなじことをしているだけ、それ以下なのに「ありがとう」と言っている。なぜ?

さらに高い要求が重なり、自分の首を絞める結果になってしまう…。

この悪循環に気づいたのは、私の場合やっと30代になってからでした。
「真面目に生きよう」という意識が強い人ほど、これに気付くのが遅くなると思います。

それ以来、「頑張らなければ」と無理に自分を追い込むことは辞めました。
メンタル維持もできなくなったし、体もとうとう動かなくなったし。

💡 読者へのメッセージ
家庭内での扱われ方は、長期的に心の健康や自己肯定感に大きく影響します。自分を大切にするためには、早めにその状況を客観視し、信頼できる人に相談することが重要です。

ただし、必ずしも「話し合いで解決できる家族」とは限りません。血がつながっていても、相手が変わらない場合もあります。そのときは、物理的な距離を取ることも有効な選択肢のひとつです。

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