うつ病の人は何も考えていない?実は24時間フル回転の頭の中

うつ病の思考ループと「無」の境地:見えない苦しみを理解する

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■ 「何も考えていない」は大きな誤解

うつ病の人を見て、「動かないし、何も考えていない」と誤解する人は少なくありません。
しかし、実際は逆です。うつ病の人は身体は動かなくても、頭はフル回転しています。


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■ 24時間365日、絶え間ない思考の渦

うつ病の方の頭の中は、常にこうした思考が巡っています。

  • 「どうやって生きていくのか?」

  • 「このままだともうダメかもしれない」

  • 「自分の存在意義は何か?」

こうした悩みが四六時中、脈絡なくループし続けているのです。
朝目覚めて、寝落ちするまでずっと考えています。


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■ 「考えすぎ」とは違う、脳の過酷な疲弊状態

普通の人が意識的に考える「悩み」より、うつ病の人が抱える思考は病的なレベルで過剰かつ強迫的
本人の意思とは無関係に、脳が休むことなく勝手に動き続けている状態です。


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■ 答えのないループが続き、脳は飽和状態に

このように激しく思考を続けることで、脳は疲弊し、いずれ「飽和状態」になります。
思考が止まり、まるで「無の境地」に至ることも少なくありません。


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■ ある意味で「悟り」のような状態

この「無」の状態は、本人にとっては苦しみである一方、外から見ると何にも動じない“悟り”のようにも映ります。

普通の人ならびっくりしたり、動揺するような事件や事故も静かに受け止めれます。
そこのところはある意味ですごいところなのかもしれない。

うつ病の深刻な心理状態を理解するためには、
単に「やる気がない」「怠けている」と決めつけるのではなく、
この目に見えない精神の闘いに寄り添うことが必要です。

でも、これはうつ病に深くなった人にしかわからないかもしれないです。


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■ まとめ:

うつ病の人は「何もしない」わけではなく、むしろ「自分の生き方を必死に考え続けている」状態です。

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