「不調の原因は、たぶんこれ」──でも、本当にそう?
私は現在、甲状腺機能低下症とうつ病を併発しています。
治療は受けています。薬も飲んでいます。
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甲状腺の薬「チラーヂン」
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精神的安定をはかるための安定剤
この2つを飲んで、数年が経ちました。
しかし、正直なところを言えば、自分の中で「これは合ってる」と確信できた瞬間はほとんどありません。
チラーヂンでTSH値は正常。それなのに、不安定
甲状腺機能低下症は、代謝をコントロールするホルモンの分泌が足りなくなる病気です。
私も最初は「だるい・眠い・集中できない・気分が落ち込む」などの症状で、やっとの思いで病院を受診しました。
その後、血液検査で異常が見つかり、チラーヂンを服薬するように。
確かに、数値(TSHやFT4)は落ち着いてきたんです。
でも──体調は、相変わらず安定しない。
・頭が重い
・感情がブレる
・やる気が出ない
・一日中横になっていたい
TSHが正常でも、私はずっと「普通」じゃないまま。
数値が正常でも、生活は正常にならないのです。
うつ病のせい?それとも甲状腺の影響?──境界線がわからない
チラーヂンは、ホルモン補充です。
精神安定剤は、神経伝達物質のバランスを取るための薬です。
でも、この2つの「どっちが効いていて、どっちが効いていないのか」は、実は医者にもはっきりとはわからないことが多いのです。
私自身も、
・これはホルモンのせい?
・それとも、メンタルのせい?
・薬が合ってない?
・それとも生活習慣の問題?
と、毎日のように考え続けています。
でも答えは出ません。
医者に行っても「完璧な答え」は出ないことがある
病院に通っても、「あなたは○○だからこうすれば治ります」と言われることは滅多にありません。
医師はたしかにプロフェッショナルですが、心と体の複雑な境界線までは完全には見えないのです。
・数値上は安定
・薬も飲んでいる
・でも調子が悪い
そういうことは、本当にあります。
そして、それは自分のせいではありません。
「チラーヂンで安定しているはずなのに、不安定」という矛盾
たとえば、
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検査では異常がない
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診断名もついている
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処方も適切と言われている
なのに、日常では「なんでこんなにしんどいの?」ということが起こる。
それは、病気がそういうものだからです。
人間の体と心は、数値で100%制御できるものではないからです。
まとめ:「わからなさ」を前提に、生きていく
この体と心に何が起きているのか、
薬は本当に合っているのか、
私はどこに向かっているのか。
その問いには、もしかすると一生「明確な答え」は出ないのかもしれません。
でも、それでも今、私は薬を飲みながら、体調と心の動きを観察しながら、生きている。
そして、それだけでも十分がんばっていると思うんです。
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