「全力を出さない自分」に悩む人へ
小学生のとき”50m走”を全力で走らない私に「全力をださないのは、”全力でやった結果を見るのが怖い臆病者だからだよ」と親戚が言ってきたけど、20年経っても忘れられない。大人になってこの現象が”セルフハンディキャッピング”という恥ずかしい名前があると知り、さらに記憶に焦げ付いて離れなくなった
— 川岸宏司|DIL COO (@OnebookofMAG) August 4, 2025
大人になって心理学で調べると、これには 「セルフハンディキャッピング」 という名前がついていることがあります。
セルフハンディキャッピングとは?
セルフハンディキャッピングとは、簡単に言うと:
失敗したときに「自分のせい」とされるのを避けるため、あえて全力を出さない、準備を怠るなどの行動を取る心理
例:
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テスト勉強をわざとしない → 点数が悪くても「準備不足のせい」と言い訳できる
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運動で手を抜く → 失敗しても「全力出してなかったから」と責められない
うつ病との関係
うつ病やうつ気味の人は、自己評価が低く、失敗や批判を恐れる傾向があります。
そのため、セルフハンディキャッピングの行動は 自己防衛のひとつとして自然に起こることがあります。
ポイント:
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「全力を出せない自分=怠けている」と思いがちですが、心理学的には防衛反応です
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自分を責めるのではなく、行動の背景を理解することが大切です
セルフハンディキャッピングから抜け出すヒント
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小さな目標から始める
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いきなり全力を求めず、少しずつ挑戦して成功体験を積む
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自分の心理を理解する
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「失敗が怖いから手を抜いた」と自覚するだけでも心が軽くなる
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完璧主義を手放す
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結果よりも、行動そのものを評価する視点を持つ
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まとめ
「全力を出せない自分」は、怠けや弱さではなく 心理的な防衛反応 であることがあります。
セルフハンディキャッピングを理解することで、失敗への恐怖から少しずつ解放され、自己肯定感を取り戻す一歩につながります。
私も高校生の時に全然勉強せずに悪い点を取っていたんですけど、あの時の反応はセルフハンディキャッピングだったのだろうなと思います。
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