過去に戻りたい人、戻らない私:生きる意欲の違い

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「あの頃に戻りたい」と思わない私の本音

世の中ではよく聞く言葉があります。

「若い頃に戻りたい」「学生の頃が一番楽しかった」「あの頃に戻れたら」。

けれど私は、そう思ったことがほとんどありません。

若い頃が良かったとも、悪かったとも、正直あまり感じないのです。

ただ、「ああ、そういう時間もあったな」くらいで、戻りたいとは思わない。

今が特別に楽しいわけでも、満足しているわけでもありません。

それでも、「今でまあいいかな」と思っている自分がいます。

過去に戻ってやり直したい、という気持ちが私にはあまり湧かないのです。

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「戻りたい」と思える人は、生きようとしている人

私が個人的に感じているのは、

「昔に戻りたい」と言う人は、まだ生きようとしている人なのではないか、ということです。

過去を懐かしむのは、

・もう一度味わいたい感情がある

・もう一度やり直したいと思える余力がある

・人生を続ける意欲が、どこかに残っている

そういう状態なのだと思います。

それは、決して悪いことではありません。

むしろ、生きる力がある証拠だと私は感じます。

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戻りたいと思わないのは、冷めているからかもしれない

一方で、私のように

「戻りたいとも思わない」

「若い頃が良かったとも思わない」

そういう人間もいます。

それは前向きだからでも、達観しているからでもなく、

生きる意欲が薄くなっている状態なのかもしれないと、私は思っています。

個人的な感覚ですが、

本当に余裕がないとき、

本当に疲れ切っているときほど、

過去にも未来にも、あまり興味が持てなくなります。

「戻りたい」と思えないのは、

今を肯定しているからではなく、

ただ感情が静かに冷えているだけ、ということもあるのです。

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どちらが正しいわけでもない

だから私は、

「昔に戻りたい人が悪い」とも思いませんし、

「戻りたいと思わない自分が正しい」とも思いません。

人それぞれ、その時点の心の状態が違うだけです。

ただ一つ言えるのは、

「若い頃に戻りたい」と言える人は、

まだ人生に何かを期待できている人なのだろう、ということ。

そして私は今、

期待も絶望もあまり持たず、

淡々と今をやっているだけなのだと思います。

それでいいのかどうかは、正直わかりません。

でも、少なくとも嘘はついていません。

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