宮台真司さんの言葉と感情のジェットコースター

宮台真司さんが襲撃された事件を知り、犯人が亡くなったことに対して「誰が亡くなっても悲しいもの」と語った彼の言葉に、私は深く感銘を受けました。この人は本当にすごい人だな、と感じた瞬間でした。

その後、彼の動画「他人を見捨てる日本社会、なぜ助け合わないのか?」を見て、「自己肯定感を高める」というメッセージに触れ、心が軽くなり、少し元気を取り戻した気がしました。鬱病を抱える私にとって、その言葉は希望の光のように感じられました。

しかし、その感動は長くは続きませんでした。彼が女子大生との不祥事で懲戒処分を受けたという話を知った途端、急転直下で私の感情が乱されてしまったのです。心が揺さぶられ、期待が裏切られたように感じました。「難しい言葉を使っているけれど、ただかっこつけているだけだったのか」と、彼の言葉が一瞬にして安く見えてしまいました。

元気になったのはほんの1時間だけ。その後の情報で気持ちが落ち込んでしまった自分を振り返ると、ある意味で笑えてしまいます。感情のアップダウンが激しい鬱病患者にとって、こうした経験は生活に支障をきたすこともあります。もしかしたら、宮台真司さんの話を知らない方が良かったのかもしれません。

でも、思います。立派なことを言いすぎるとやっぱり生きるのにハードル高くなるのかな、と。完璧を目指すよりも、ハードル若干下げて生きる方がすこーし楽に生きれるのではないのかな、と彼を見て思いました。自分らしく生きれたらいいな。

ただ、その自分らしくっていうのがよく分からないんですけどね。

コメント