「血液検査では異常なし。でも、なぜか体がだるい・むくむ・太りやすい」
甲状腺機能低下症の治療を続ける中で、私自身が感じた“数値と体感のズレ”についてお話しします。
✅ 甲状腺機能低下症とは?チラーヂンで治療する日々
私は医師ではありませんが、実際に甲状腺機能低下症と診断され、チラーヂン(甲状腺ホルモン剤)を服用して生活しています。
定期的に血液検査を行い、甲状腺ホルモンの数値をチェック。医師からは「正常値だから問題なし」と言われています。
それでも――
「顔がむくんでる?」「腫れてる?」と人に言われたり、
自分でも「なんか太ったような気がする…」「体がだるい…」と感じることが続いていました。
🤔 なぜ数値は正常なのに不調があるの?
① ホルモン感受性には個人差がある
同じ「正常値」でも、ホルモンが“効いている”と感じるレベルには個人差があります。
基準値の範囲内でも「私には足りてないのでは?」と感じる人は少なくありません。
② 細胞での変換や代謝がうまくいっていない可能性
甲状腺ホルモンは、血液中のFT4からFT3へと変換されて効果を発揮します。
この変換プロセスがうまく働かない場合、血液中の数値だけでは把握できない“機能低下”が起こっていることも。
③ 他のホルモンバランスの影響
甲状腺だけでなく、副腎や女性ホルモン、自律神経とのバランスが崩れていると、全身に影響が出ます。
だからこそ、甲状腺だけを見て「OK」とは言い切れないケースもあるのです。
💬 患者としてできること
✔ 不調を記録して医師に伝える
「正常値だから大丈夫」と言われても、体感が違えば記録をつけて相談することは大切です。
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体温
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むくみの有無
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体重変化
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睡眠や気分の状態
こうした「日常の変化」を可視化することで、微調整や追加検査の判断材料になります。
✔ 医師との対話をあきらめない
医師はあくまで血液データに基づいて判断します。
だからこそ、「でも私はしんどい」と伝えるのは患者の役目です。
🌱 数値=健康ではない。だからこそ、体の声を信じて
甲状腺機能低下症は、「見た目では分かりづらく、自分にしか分からない不調」が多い病気です。
数値が正常でも、むくみ・疲労感・体重増加などが残ることは、決して珍しくありません。
私も「ただ太っただけかな?」と笑い飛ばしながら、心のどこかで不安を感じていました。
でも、そうした違和感に気づく力こそが、自分の健康を守る第一歩になると思っています。
📌 最後に:患者だからこそ書ける記事を
私は医師ではありませんが、患者としての実体験があります。
この記事も、「同じように悩んでいる人に届けばいいな」と思って書きました。
「検査は正常。でもまだ調子が悪い気がする」
そんなときは、自分の感覚を大切にしてくださいね。
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