うつ病初期に現れる「感情がわからない」感覚とは?
うつ病の初期や中期では、自分の気持ちがわからない、心が空っぽのように感じることがあります。この状態は「感情鈍麻」と呼ばれ、脳が強いストレスから自分を守ろうとして、感情の回路を自然に抑制することで起こります。
感情鈍麻で起こる具体的な症状
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これまで楽しかった趣味が楽しく感じられない 
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大切な人と一緒にいても楽しめない 
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泣きたいのに涙が出ない 
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日常の出来事に対して実感が薄くなる 
こうした症状により、自分の心の状態が把握できず、うつ病に気づきにくくなることがあります。
「感情がわからない」は悪いことではない
感情がわからない状態は、脳が自分を守るための自然なサインです。
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焦らず「自分の気持ちを知ろう」と意識すること 
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感情を無理に出そうとせず、少しずつ自分を観察すること 
この姿勢が、回復への第一歩になります。
まとめ
うつ病の初期には「感情がわからない」状態が現れることがあります。これは脳がストレスから守ろうとしている自然な反応であり、決して異常ではありません。
大切なのは、感情を無理に出そうとせず、自分を責めずに観察すること。少しずつ「自分の気持ちに気づく力」を取り戻すことが、心の回復につながります。
 
 

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