「子どもを欲しいと思ったことがないの?」
「年齢的に結婚そろそろ考えたら?」
そう言われるたびに、うまく説明できない違和感を抱えてきました。
私は、子どもに対して強い嫌悪感があるわけでもありません。
他の人が出産していても、何とも思いませんし、否定する気持ちもありません。
ただ、自分が親になることを、心から望めないのです。
それはなぜなのか。
最近、ようやく自分の中で言葉にできるようになってきました。
「家族」というものが、私にとっては苦しみだった
私にとって家族は、安心できる居場所ではありませんでした。
- 常に顔色をうかがう関係
- 自由よりも「従うこと」を求められる環境
- 愛情よりも支配が前に出る空気
「家族は大切なもの」「家族がいるから頑張れる」
そう言われても、実感として理解できなかったのです。
家族という形を所有される感覚、縛られる感覚が強く、
一緒にいること自体が、長い間とても辛いものでした。
生きることが辛かったから、後世に渡したくない
私の人生は、正直に言って「生きることが楽しい」と感じられる時間が多くありませんでした。
病気、家庭環境、精神的な負荷。
それらを抱えながら生きることは、常に消耗を伴うものでした。
だから私は、無意識のうちにこう考えているのだと思います。
この生きる辛さを、わざわざ次の世代に渡す必要はあるのだろうか。
子どもを作らないという選択は、
「命を否定している」のではありません。
自分が経験してきた苦しみを、繰り返させたくない
ただ、それだけなのです。
子どもを欲しがらない=冷たい、ではない
世の中では、
「子どもが欲しくない人=自己中心的」
「母性がない」
そう見られることがあります。
でも実際には、
- 家族に恵まれなかった人
- 安心できる人間関係を知らずに育った人
- 生きることを「耐えるもの」として経験してきた人
こうした背景を持つ人が、同じ結論に至ることは少なくありません。
これは性格の問題ではなく、経験の積み重ねの結果です。
他人の選択は尊重できる。でも自分は選ばない
大切なことなので、はっきり書いておきます。
私は、
他の人が結婚することも
子どもを産むことも
幸せな家庭を築くことも
何も否定しません。
それはその人の人生であり、その人の価値観です。
ただ、私の人生には当てはまらない。
それだけのことなのです。
家族を作らないという、生き方もあっていい
家族を持たない人生は、
失敗でも欠陥でもありません。
むしろ、
- 自分の限界を理解した上での判断
- 無理な役割を背負わない選択
- 苦しみを連鎖させないという決断
そう捉えることもできます。
私は、静かに、自分の分だけを生きたい。
それが今の、正直な気持ちです。
まとめ|「欲しくない」理由があっていい
子どもを欲しいと思えない理由は、人それぞれです。
私の場合は、
家族に恵まれなかった経験と、生きる辛さを知りすぎたこと
それが大きな理由でした。
同じように悩んでいる人がいたら、伝えたい。
欲しくないと思う自分を、無理に責めなくていい。
人生には、いろいろな完成形があっていいのだから。
この記事は、悲観的な気持ちで書いたわけではありません。
私自身が「家族」というものを体験し、観察し、考えた上で導き出した、合理的な判断だと思っています。
あくまでこれは、私個人の考え方です。

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