あの事故の続報と加害者の現実
以前、私は病院帰りに大きな交通事故を目撃し、通報したことがありました。
あの事故は非常に重大で、後に加害者が危険運転致死傷罪で送検されました。
この罪は適用のハードルが高く、人が亡くなったケースでも適用されないことがあるほどです。それだけに、今回の事故がいかに深刻だったかがわかります。
ニュースで「危険運転致死傷罪で送検」と聞いたとき、正直なところ「なんてバカなことをしたんだろう」と思いました。
飲酒運転、動転した逃走、逆走…。その結果、人生が一瞬で崩れるのです。
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うつ病だから何もできない?大事故現場で冷静に通報できた話
「バカだな」と思う一方で、紙一重だと感じた
ただ同時に思ったんです。
私だって、紙一重で加害者になる可能性があるんじゃないか? と。
「たった一瞬の判断ミス」「動揺」が大きな事故を生む可能性は誰にでもあるんです。
加害者はたまたま運が悪かった、タイミングが悪かった、判断が狂った…
そうやって「転がるように」加害者になってしまったのかもしれない。
私は通報者という立場で関わったけど、自分だって絶対安全とは言い切れないと気づかされました。
うつ病の私が考える「心の余裕のなさ」
うつ病で常に最悪の気分で生きている私ですが、だからこそ冷静になれる時もあれば、逆に危うさもあると思っています。
感情が動かないから事故現場で冷静に110番できたけれど、
別の場面では、思考の鈍さや疲労が悪い判断につながるかもしれない。
「自分は絶対に加害者にならない」なんて誰も言い切れないと思うのです。
まとめ:加害者になるのは誰にでも起こり得る
今回の事故を目撃し通報した経験から、私は強く感じました。
加害者と被害者は紙一重。
たった一つの選択や不注意で、人は簡単に立場を変えてしまうのです。
私は「犯人バカな人だな」と言い放つよりも、
**「自分もいつそうなるのかわからないな」**を考えるようになりました。
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